左サイドバック考

日本代表の泣き所といえばFWと左サイドバック。
そして我らがアルビレックス新潟も然り。
さらに言うと僕が加入しているジャミネイロもそうだったりする。

あんま深く考えてなかったんだけど、松尾が右でプレーしやすそうだったのを見てちょっと思った事があるので以下ちょっとお付き合い頂ければと。。
では左サイドバック論の始まり始まり。

まず、一番簡単なお話から。
チームを作る上で、当然のことながら良い選手ってのは限られていてまずは、GK、FW、ボランチ、トップ下といった縦のセンターラインに選手を組み込んでいく。んで、最後に残るのが左サイドバックだって話。
何故左かというと、左利きが圧倒的に少ないから。
これはトルシエやジーコも言ってますね。
左利きでない左サイドバックなんてアリエネーって。

ま、これは大前提ですよ。

で、内田と松尾を比べた時にどのくらい差があるのかなと思って、松尾の右サイドバックを見てたんだけど、案外良いじゃない。松尾の右。
へー、松尾ぐらい左右の技術があってもやっぱり右のほうが良いんだなぁー、なんて思ってたんだけど、もうちょっと考えてみた。

そーするとね。色々でてくるんだわ。

まず自分と比較する。
僕もある意味w松尾と一緒でボランチ、左右のサイドバックとポジションを転々とする事があるのだが(レベルが違うってのw)右バックと左バックでの最大の違いは攻撃時ではなく、守備時、なんと相手の差なのだ。

右バック:相手は左ウイングで、まず縦にはえぐってこない。(左利きはそれだけ少ない)プレッシャーがない分、切り替えも早く出来るし、攻撃の基点になれる。

左バック:相手は右ウイングでガンガン縦にえぐってくる。相手のエース級がいる事が多い。ホントもう勘弁して欲しい。

これがまぁ、底辺レベルのサイドバック論w
だけど、これ結構リアルな話で、サッカーって相対的なものだから相手によって攻め方、守り方って全然違うのだ。

んで、これをもうちょっとプロレベルまで話を進めるとしよう。
4-4-2同士の話だとすると、サイド攻撃はサイドバックと2列目でコンビを組む事になる。
右ハーフ(以下マルシオ)と右バック(以下内田)は相手の左ハーフ、左バックとマッチアップする事になるのね。
これが結構問題で、相手も同じように左利きの左バックって案外少ないのよ。

2列目の選手は左利きを右において、右利きを左に置くってことはある(Lefty in the Right)。これは中に切り込んでいってゴールへ向かうのが目的で、この時、サイドバックにはコーナーに向かって走りこんで2列目の選択肢を増やす役目をしている。
逆に言うと外で利き足を使えないサイドバックは2列目のサポートを半分しかできないサイドバックだといえる。

守る側からすると左サイドに入った松尾は、相手の2列目のほかにも利き足を存分に使える相手の右サイドバックを相手にすることになり、それだけ相手のケアに苦労してしまうわけだ。
逆に内田は相手の左ハーフ+利き足でないサイドバックを相手にしているわけで、単純に比較するとこっちの方がだいぶ有利といえるはずだ。

大分でアウグストを見たときに思ったのは、両ボランチが機能していないため、フォローを全く受けれてなくて(マラニョンと宮沢)トップ下で潰されてしまっていたという事だった。
これが、4-4-2の2列目ににもそのまま当てはまって、松尾を苦しめ、内田を助けていたのかもしれない。
サイドバック+2列目という4-4-2の基本攻撃を考えると左バックは損で、右バックは得だっちゅーこと。

相手の左ハーフがしょぼいんじゃないじゃなくて、相手の左バックがしょぼいんだ。だから右が有利なんだな。(むしろプロレベルだと左ハーフはエースである事が多い)
なんでこんな単純な事に気付かなかったんだろう。

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左サイドバック考 への4件のフィードバック

  1. ゆりべー より:

    ふーーーん
    チョット わかったよ。

  2. です より:

    ふーーーん
    私もちょっとわかったよ。
    面白い。
    紙とペン使ってもっと聞かせて欲しくなりました。
     
     

  3. hama より:

    ふーーーんかよ!励みになるコメントありがとうございます(笑)

  4. ゆりべー より:

    だって
    素人だもん

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